樹のコトBlog

BLOG

【AICA】メラミン化粧板を使用する場合の注意点

樹のコトブログです。

今回は「メラミン化粧板を使用する際の注意点」についてお話したいと思います。

各メーカーさんが発行しているサンプル帳・カタログにはメラミン化粧板を使用する際の説明や注意点が

掲載されています。

 

今回はアイカ工業さん発行の

「メラミン化粧板2022-2023サンプル帳』の裏面に記載している「メラミン化粧板をご使用になる際のご注意」から引用し、ご紹介させていただきます。

 

 

擦り傷や汚れについて

メラミン化粧板は、水・油などの拭き残しや擦れ等で発生する表面の擦り傷、艶の変化、エンボス・柄が消えることがあります。

耐久性があり、汚れに強い化粧材ですが、硬いものが頻繁に擦れるような箇所で使用すると、艶が変わる恐れがあります。

 

 

一般的には濃色や艶有り仕上げ、艶消し仕上げなどフラットな仕上げほど傷や汚れが目立ちやすくなります。

また水に濡れたまま放置すると、水滴(ミネラル成分)により落ちにくい水垢の原因になります。

拭き取り性は色柄・仕上げ(艶)により異なりますが、水滴が残らないよう拭き上げましょう。

 

色柄について

 

特に濃色のメラミン化粧板は、仕上げ艶のわずかな違いで、色調のバラツキが生じることがあり、連結使用する場合、仕上げ艶は一致しないので、事前に製品を並べて確認する必要があります。

光源や見る角度によっても色調が異なって見える場合があります。

 

同柄表示については、同じ柄番号であっても、原材料や製造方法の違いにより色調・質感が異なります。

連続使用の際は同じ化粧材を使用するか、事前に現物サンプルなどで確認するのをオススメします。

 

また、時間の経過によりコア層が褐色に変化する品番があります。

品番は下記の通りです。                                                                                                                                           

 

 

 

 

●K-6204KN , K-6513KN

 K-6537KN , K-6538KN

 K-6539KN , K-6627KN

 K-6628KN

●頭品番がANY- , AY- , JNY , TNY

     TJY , TSY , IJYのもの

 

接着について

使用する部位、用途、下地基材などに応じて適切な接着、加工、施工を行うようにしましょう。

メラミン化粧板と下地の合板などの接着が不十分だったり、バラツキがあるとクラック(亀裂、ひび割れ)が生じやすくなります。

 

接着する際の注意点は主に以下の3点です。

●適正塗布量を均一に塗布する。

●適切な乾燥をする。(速乾ゴム系)

●全面をしっかり圧縮する。

 

 

加工について


メラミン化粧板の実寸はカタログの表記通りの寸法で、端部はラフカットになっています。

加工する際は保護手袋・保護メガネ・防塵マスクを着用し、粉塵が身体に付着しないよう注意して作業するようにしましょう。

加工面にバリや欠けが生じた場合は、ペーパーなどで加工面を平滑にしましょう。

 

ということで今回は、「メラミン化粧板を使用する際の注意点」についてお伝えいたしました。

記載内容はメーカーにより若干の違いもありますので、他メーカーさんがお伝えしたい注意点も今後お知らせいたします。

引用 アイカ工業株式会社

画像引用   いらすとや