【AICA】入隅コーナーのRについての注意点
樹のコトブログです。
今回は…
入隅コーナーのR(切り欠き)についての注意点をお伝えいたします。
以前のブログに引き続き、
アイカ工業株式会社発行の「メラミン化粧板2022-2023サンプル帳」の裏面に記載されている内容からお伝えいたします。
注意事項
下地と化粧板を接着する場合
切り欠き部分で化粧板と下地の形状が異なり、下地が無い部分がある場合はクラック(ひび割れ・亀裂)が入りやすくなります。
必ず下地が入るように加工し、接着を確実に行ってください。
半径6mm以上のR加工
切り欠きやくり抜きのコーナーには、必ず6mm(φ12mm)以上の丸みをつけてください。
コーナーRが極めて小さいと、クラックが発生しやすくなります。
コーナー部分にかかる力に注意
切り欠き部分が大きく、残りの部分が少ない場合、コーナー部分に加工時、施工時や使用時に力がかかりやすくなります。
■R6mm以上のR加工を遵守。
■残り部分の幅は100mm以上に。
■下地材との接着強度を確保。
■残り部分が小さい場合や、ご使用時に
荷重がかかる場合は、切り欠きとせずに
貼り分けを検討する。
穴あけ・切り欠きの手順
① ドリルで角に穴をあける。
② ノコギリでカットする。
③ カット面を面取りする。
切断面
化粧板の加工面にバリや欠けが生じた場合は、ペーパーなどで加工面を平滑にしてください。
下地材
繊維方向がないMDFやパーティクルボードを使用すると不具合発生のリスクが軽減されます。
ということで今回は、
入隅コーナーのR(切り欠き)についての
注意点をお伝えいたしました!
引用 アイカ工業株式会社
引用元 メラミン化粧板2022-2023サンプル帳