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【DECOLUXE】ご使用上の注意

 

樹のコトブログです。

今回は日本デコラックス株式会社さん発行の「メラミン化粧板カタログ2022-2023」に記載しているご使用上の注意についてお伝えいたします。

サンプル帳の裏面には

カタログの見方、

ご注文について

そしてご使用上の注意が記載されています。

内容は以下の通りです。

ご使用上の注意
1. カット
【切断】
化粧板単体の切断は、チップソーなどの超鋼刀またはダイヤモンドソーを装着した傾斜盤、パネルソー、ランニングソー、ハンディソー、NC切断装置などを使用してください。
またノコ刃が化粧面から裏面に抜けるように切断してください。
【木口張り】
木口張りを行った後の45°面取りなどは超鋼ルーター刃、またはダイヤモンドルーター刃を用い、ハンドルーター、自動面取り機、NC切断装置などを使用してください。

2. 芯材
メラミン化粧板と接着する下地の芯材には、合板、パーティクルボード、MDF、フラッシュを用いてください。
また、下地色の影響を受ける場合がありますので、明らかに色味の異なる芯材の使用はお避け下さい。

3. 接着
酢酸ビニル系接着剤の場合、芯材にのみロールコーターなどで10~12g/尺²を塗布し、3~5kg/cm²の圧力で12時間以上圧締してください。
ゴム系接着剤の場合、スプレーガンを用いるか、刷毛塗りを行い、化粧板。芯材共にウェットで6~8g/尺²を塗布し、指触乾燥後、ピンチローラーなどをかけて十分に圧締してください。
接着剤の塗布ムラ、特に未塗布部分や塗布量不足の部分がないことを確認してください。

4. 反り
内部応力が芯材の強度より大きくなった場合、反りを生じることがあります。
防止するには、芯材を厚くする方法、あるいは芯材裏側にバッカーを貼り、バランスをとる方法があります。
両面に同じ化粧板を接着することで、さらにバランスは良くなります。

5. ふくれ
局部的に接着力の弱い部分があると、(高温度下で)そこに応力が集中し、ふくれを生じる場合があります。
ふくれを防止するには、接着剤を均一に塗布して十分に圧締し、接着力が全面に充分な強度が出るようにしてください。

6. 継目の盛り上げ、隙間
継ぎ合わせのある場合、接着力が充分でないと、高温度下で化粧板が伸びて盛り上がりを生じたり、
低温度下で化粧板が縮んで隙間を生じたりすることがあります。
この場合は強力な接着剤を使用するか、継目部分端部を面取りして目立ちにくくすることができます。

7. クラック
角のとがった切り欠きや穴あけ加工があると、低温度下で化粧板が縮もうとして内部応力が生じ、角のとがった部分に応力が集中してクラックを生じさせる場合があります。
防止するには、角の部分に10mmRの丸みをつけてください。

8. コーナーのR
切り欠き加工部は電動ドリル、ホールソーを用い、必ず10mmR以上のRをつけ、さらにペーパーなどでハマカケなどがないようにしてください。
コーナーRが極めて小さいと、はがれ・浮き・クラックが発生しやすくなります。

9. 摩耗
V艶・G艶仕上げ製品は、超マットな質感や高度の光沢を再現しているため、トイレや皿などの硬質なものが頻繁に擦れるような箇所でご使用されると艶が変わるおそれがあります。
V艶は特に光沢度の変化がわかりやすいため、摩耗頻度の高いテーブルトップなどへのご使用はお避けください。

艶:DX-7332V,7351V,7461Vなど


G艶:DX-700G,DXN-895G,DX-896Gなど

10. その他
化粧板と芯材を貼り合わせてから ”1.カット" で記載した刃物を用いて正寸に切断してください。
事前に切り欠き加工を行った化粧板と芯材を貼り合わせるのはおやめください。
マスキング加工してある場合は、局所的に圧力がかかると糊残りが起こる可能性がありますので、加工途中や完成品を積む場合は、製品の上に直置きや局所パットなどではなく、全体的に圧力が分散するミラーマットなどを敷いてください。
また0℃未満の低温でマスキングをはがすと凝集破壊により糊残りの原因となりますので0℃以上で剥がしてください。
製法・原材料の違いにより、パネルと各種部材とは若干色調が異なります。
DLS品種の製品は、パールの意匠性を上げるため耐摩耗性能を抑えており、垂直面使用の設計になっているため、水平面でのご使用はお避けください。

DLS品種:DLS-6772TS,9936F

安全にご使用いただくために
次の点にご注意ください
1. 運搬・取り扱いの際には、保護手袋を着用
2. 加工時には、保護メガネ・防塵マスクを着用
3. 粉塵は可燃性なので加工時に粉塵爆発対策を
4. 荷扱いの注意 


 

 

保管時と廃棄時の注意
保管時は地面やコンクリート面へ直接置くのは避け、パレット上で管理し、風雨及び直射日光の当たらない場所で保管してください。
反り防止のため、製品より大きなサイズの合板、ベニヤ、ダンボールなどで挟み、その内側に吸湿性のないプラスチックシートなどを敷き、製品にダンボールなどが直接触れないように保管し、製品をむき出しの状態にならないようにしてください。
廃棄時はリサイクル業者もしくは産業廃棄物業者で処分を行ってください。

お手入れ方法
表面の汚れは、柔らかい布で拭き取ってください。
容易に拭き取れない場合は、家庭用中性洗剤を柔らかい布かスポンジに含ませて汚れを拭き取り、水拭きをしてから乾いた布で水分をきれいに拭き取ってください。
油性の汚れは、アルコールやガラスクリーナーを柔らかい布に含ませ拭き取るか、市販のメラミンスポンジを使用して拭き取ることをお勧めいたします。
※製品表面にキズが付いた箇所に付着した汚れは取れないことがありますので予めご了承ください。

 

引用:日本デコラックス株式会社

引用元:メラミン化粧板カタログ2022-202